ふたり分のChemex(またはとっても幸せなひとり分)
コーヒー30 gとお湯480 gを厚手のフィルターに通して、とびきりクリアな一杯に。
⏱️ 10分少し練習が必要
スタートのレシピ
コーヒー30 g+94 °C(201 °F)のお湯480 g。抽出時間の合計は3:30–5:00。
挽き目: 中挽き。粗めの砂くらい(V60より少し粗め)
用意するもの
- 新鮮なコーヒー30 g(中挽き。小さな円すい形用よりほんの少し粗め)
- Chemexと専用の厚手ペーパーフィルター
- ケトル(あれば細口ケトル)
- キッチンスケールとタイマー
- お湯約800 g(すすぎ用の分も含む)
手順
お湯を沸かして、豆を挽く
お湯を沸かして20–30秒ほど置き、だいたい94 °Cにします。コーヒー30 gを食卓塩より少し粗めに挽きます。厚手のフィルターは落ちるのが遅いので、少し粗めがちょうどいいのです。
フィルターを広げてすすぐ
フィルターを広げ、三重になっている側を注ぎ口に向けます。こうすると注ぎ口に張りついて空気の通り道をふさぐのを防げます。お湯でよくすすいだら、フィルターを押さえながら、注ぎ口からすすぎ湯を慎重に捨てましょう。
ガラスが熱くなります。木のカラーか取っ手を持ちましょう。
粉を入れてゼロに合わせる
粉を入れて軽くゆすって平らにし、Chemexをスケールにのせてゼロに合わせます。
蒸らす
タイマーをスタートし、粉全体がぬれるように約60 gのお湯を注ぎます。やさしく回して、待ちましょう。
45秒200 gまで注ぐ
中心から外へ円を描くようにゆっくり200 gまで注ぎ、1:15ごろに注ぎ終えます。フィルターのいちばん上のほうには、お湯をかけないようにしましょう。
340 gまで注ぐ
お湯の高さが数センチ下がったら、もう一度340 gまで注ぎ、2:00ごろに注ぎ終えます。
480 gまで注ぐ
最後に480 gまで注ぎ、2:45ごろに注ぎ終えます。やさしく回して、粉の層を落ち着かせましょう。
落ちきるのを待つ
3:30から5:00の間に落ちきるのが目安です。フィルターを取り出し、コーヒーを回してから注ぎましょう。
1:30味見して調整する
酸っぱい、薄い?少し細かく挽きましょう。苦い、落ちるのが遅い?少し粗く挽きましょう。
よくある失敗
- フィルターの一重の側を注ぎ口に向けてしまい、空気の通り道がふさがって抽出が止まる。
- 小さな円すい形と同じくらい細かく挽く。厚い紙だと、とてもゆっくりしか落ちません。
- フィルターをすすがず、紙のにおいが残る。
- フィルターの上の縁より上に注いで、お湯がコーヒーを通らずに抜けていく。
味が合わない?直し方
| こんなときは… | 試してみること |
|---|---|
| 酸っぱい、または薄い | 少し細かく挽いて、よく抽出されるようにしましょう。 |
| 苦い、または渋い | 少し粗く挽きましょう。 |
| 味が薄い | 同じ湯量で粉を少し増やしましょう。たとえば32 gに。 |
| 濃すぎる | 同じ湯量で粉を少し減らしましょう。たとえば28 gに。 |
| 止まってしまい、5分以上かかる | 粗く挽き、フィルターの三重の側が注ぎ口にあって空気が抜けられるか確認しましょう。 |
よく聞く言葉
- 蒸らし
- 最初に少しだけお湯を注いで、粉をぬらすこと。新鮮なコーヒーはふくらんでガスを出すので、残りのお湯で均一に抽出できます。
- 比率
- お湯の重さをコーヒーの重さで割ったもの。1:16なら、コーヒー15 gに対してお湯240 gです。
- 抽出
- お湯が粉からどれだけ味を引き出したか。抽出不足だと酸っぱく薄い味に、過抽出だと苦く渋い味になります。
- 落ちきり(ドローダウン)
- 注ぎ終わったあと、お湯が粉の層を通って落ちきるまでの最後の段階。挽き目の細かさを知る手がかりになります。
- 粉の層(ベッド)
- フィルターの中の粉の層。落ちきったあとに平らなら、お湯が均一に流れた証です。
- 分割注ぎ(パルス)
- 一度に長く注ぎ続けるのではなく、少しずつ数回に分けて、短い間を置きながら注ぐこと。
- 細口ケトル
- 細く曲がった注ぎ口のケトル。ゆっくり狙いどおりに注げます。あると便利ですが、ふつうのケトルでも慎重に注げば大丈夫です。
- 微粉
- 挽いたときに出る、ほこりのような細かい粒。多いとフィルターが目詰まりして、落ちるのが遅くなります。